エアコンの再取付

私の自宅のエアコンは、複数が水漏れを起こしており、メーカーのエンジニアに何度も清掃や動作確認をお願いしていましたが、取り付け方に問題がありそうと言う事で、全数、取り付け工事の調査してもらう事になりました。これは、施工の問題なので、メーカーのエンジニアさんの仕事の範囲外になります。

ネットで検索すると、エアコンの取り付け問題は非常に多いようです。同時に、ネットで見つけられる、エアコンの取り付け業者がどの程度信頼できるのか？という疑問も生じたので、メーカーにお願いして、信頼できる業者さんを紹介して貰いました。（そのメーカーの業務系の会社が一緒に仕事をしている実績ある業者です。）

結果は、5台のエアコン中4台が排水管の逆勾配でNGでした。添付の写真は最も酷いもので、排水管が逆勾配になっているのがお分かりと思います。このエアコンは使用頻度が低かった為、水漏れを起こしたことはありませんでしたが、明らかに問題のある工事状況を隠していたと言えるでしょう。建築家住宅と言う事もあり、比較的シビアな取り付け条件のものもあるのですが、ごく普通の配管の部分もあり、完全に業者の能力不足でしょう。

設計事務所でのコンペの結果採用された、当時、建築雑誌にも良く紹介されていた、評判の良かった工務店に建築を依頼し、その工務店が使っている電材業者の仕事ですが、現場監督の監督能力（意識？）含めて、不十分だったようです。その、工務店は、民事再生法適用申請されており、エアコンの修正工事や不完全な工事による責任追及は出来ませんでした。無念。

家そのものについては、自宅を設計した建築家の方が、自ら、足しげく建築現場に通っていただけた事もあり、家そのものは問題ありません。（基礎工事中に深刻な瑕疵が発見され、工務店の当時の社長、現場監督、設計事務所社長、担当者、施主の私 の5者会談をしたこともあります。工務店にすべてを任せるのは非常に危険。現場もきちんと見てくれる、設計事務所と一緒にやるのが、一番リスクの少ない方法でしょう。）